昨日は「調査・報告から障害者雇用の動向」を確認しました。

  今日は1カ月にわたりお伝えしました「障害者の雇用」の最終日です。内容は「精神・発達障害者しごとサポーター」についてです。

 

「精神・発達障害者しごとサポーター」とは?

  障害があっても、その特性を踏まえ、希望や能力、適性に応じて活躍できることが普通の社会、障害者と共に働くことが当たり前の社会を目指していく必要があります。

  その実現にあたり、職場の精神・発達障害者の同僚の方などを対象に、精神・発達障害についての正しい知識と理解を持って、精神・発達障害者を温かく見守り、支援する応援者=「精神・発達障害者しごとサポーター」となっていただけるよう、厚生労働省が「精神・発達障害者しごとサポーター養成講座」を全国各地で開催しています。

 

 2時間程度の短時間の講座です。

 この講座の受講を通じて、障害の特性や同じ職場の仲間としての日常的な配慮のポイントを学ぶことで障害の有無に関係なく活躍できる職場づくりを進めていきます。

 

※詳しくは、厚生労働省ホームページ「精神・発達障害者しごとサポーターをご覧ください。

 

「精神・発達障害者しごとサポーター養成講座」の概要

・内容は「精神疾患(発達障害を含む)の種類」「共に働く上でのポイント(コミュニケーション方法)」など

企業に雇用されている方であれば、どなたでも受講可能です。

・講座の開催日程は、都道府県労働局職業安定部職業対策課案内チラシ参照にお問い合わせください。

・ハローワークから講師が事業所に出向くこともできます。

・精神・発達障害者の雇用でお困りのことがあれば、精神保健福祉士や臨床心理士の有資格者などに相談できます。

 

「精神・発達障害者しごとサポーター」を受講すると?

 養成講座を受講した場合、職場内で「自分は精神・発達障害に関して一定の知識、理解がある」ということを「意思表示するためのツール(以下参照)」が進呈されます。

 

(意思表示するためのツール)

・ネックストラップ

・小型シール42枚(名刺貼付用)

・大型シール2枚(執務スペース等貼付用)

 

※詳しくは、厚生労働省ホームページ「精神・発達障害者しごとサポーター意思表示グッズをご覧ください。

 

「精神・発達障害者しごとサポーター」の受講者から

厚生労働省ホームページに掲載されている「精神・発達障害者しごとサポーター」の声をご紹介します。

・具体例が多く聞けて参考になった。

・障害があることを理解しつつ、普通に接するのが大切であると思った。

・他の同僚にも受講を勧めたい。

・精神障害、発達障害のある同僚に対して、自分ができる範囲で理解を示していきたい。

・障害や病気のある方がそれをオープンにしても働きやすい社会に早くなると良い。障害や病気のない人にとってもプラスになるはず。

・テキストに障害の特性から対応方法の具体例までが盛り込まれており、職場に戻ってからも活用できる。

・質疑応答においても実例を交えながら丁寧な解説がなされ、有意義な情報が得られた。

・このような内容であれば、出前講座をやってもらいたいと感じた。

・精神障害に関しては誰でもなり得るということがポイントで、それこそが障害者雇用を我が事と捉えるきっかけとなると感じた。

・個性を見極めながら、応援者として支えていきたい。

・全社員に受講させたい。

・労働力人口が減少している中で、障害の有無にかかわらず皆が一緒になって働いていくことが重要であることを再認識させられた。

・精神障害者、発達障害者を雇用する際の入口として大変参考になった。

 

すべての労働者一人ひとりが「障害」への理解を深めるために

 ちなみに類似した取り組みとして「認知症サポーター養成講座」というものあります。

 

 障害者雇用に関するさまざまな制度・助成金などももちろん大事ですが、もっとも大事なことは、すべての労働者一人ひとりが「障害」への理解を深めることです。

 ぜひ「精神・発達障害者しごとサポーター」「認知症サポーター」などの受講を通じ、その理解を深めてください。

 

 理解を深めることが、障害者雇用促進法の「目的」である『障害者の職業の安定を図ること』につながっていきます。

 

 以上1カ月にわたり「障害者の雇用」についてお伝えしました。ご覧いただき、ありがとうございました。

 明日より、令和3年7月特集「労働時間」をお伝えします!

 

 

今日のポイント

一人ひとりが「障害」への理解を深めることにより、障害者の方が働きやすい職場環境を構築しよう!