「学んだこと」と「目標」は両輪の関係

 昨日は「従業員が『組織の未来』を描く場面をつくること」についてお伝えしました。

 今日は「OFF-JT」のポイントをお伝えします(「OFF-JT」については、以前のブログをご覧ください)。

 

 私は「OFF-JT」で最も大切なポイントは、「学んだこと」と「目標」の関係性だと考えています。

 そして、その関係性は経験を重ねれば重ねるほど、変化していくものと捉えています。

 その具体的な内容を、今日はお伝えします。

 

経験が浅い職員は「学んだこと」の積み重ねにより「目標」を掲げる

 これは年齢により経験が浅いということだけでなく、転職などにより新たな業種に就く方にも共通した内容です。

 

 最初のうちは、1日1日働くことで新たな発見がある「学びの場(OJT)」、そして「OFF-JT」により更なる「学び」を深めることができます。

 「学び」を深めたいという新鮮な気持ちは、いろいろな知識・技術を吸収することができます。

 これは、経験が浅いことだからできる、大きな強みです。

 新鮮な気持ちは、やはり経験を積み重ねるほど維持することが難しくなります。

 

 ぜひとも、「OFF-JT」をきっかけにしてたくさんのことを学びましょう。

 そして「学び」をある程度を積み重ねてきたら、ぜひ「目標」を掲げてみましょう

 学べば学ぶほど、目標も拡がり、学ぶことの「楽しさ」を実感できると思います。

 

経験豊富な従業員は「評論家」のようになりがち

 そして、今日の主な内容は「経験豊富な従業員のOFF-JT」です。

 

 経験を積み重ねると徐々に「楽をすること」を覚えていきます

 経験を積み重ねるということは、年齢を積み重ねるということでもありますので、身体や記憶力が衰えていくのであれば、決して「楽をする」ということは悪いことではありません

 

 ただし、やはり「楽をし過ぎる」ことは良くありません

 特に「OFF-JT」等では、現場から離れて少し気が緩みがちになるかもしれませんし、研修中もあまりやる気をみせない従業員もいるかもしれないですし、「そんなことを知っている」という従業員もいるかもしれません。

 

 そして、当事者意識が薄れ、研修が終わった後も「この研修は、ここがダメだった」というように「研修の評論家」のようになりがちです。

 時間を割いて研修を受講し、それが期待に添わなかったものであれば「評論家」のような視点も大切ですが、それだけで終わってしまっては何の意味もありません。

 

経験豊富な従業員であれば「学びたいこと」を自ら決めるべき

 私がお勧めしたい「経験豊富な従業員のOFF-JT」は、研修を受講するだけでなく、その前後を大事にすることです。

 

 どのようなことかと言えば、まず「どのような研修を受講したいのか」を従業員自らに決定させ、研修終了後に「目標」を設定させる方法です。

 「どのような研修を受講したいのか」を従業員が決定するには、「計画」を立ててそれを遂行することです。

 

 組織が「OFF-JT」を企画するのだけはなく、従業員自らが責任を持って、主体的な能力開発を行い、組織はそれを休暇付与・受講料補助などの形で最大限サポートすることです。

 自らが学びたいと思うことがあり、それを学ぶことができるのであれば「OFF-JT」は決して無駄な時間になることはないと思います。

 

経験豊富な従業員は「目標」を達成するために「学んだこと」を活用する

 また、先ほども触れましたが、年齢を積み重ねれば、身体や記憶力は衰えます。

 そして、私もそうですが1日寝てしまえば、昨日学んだことなどは、ほとんど忘れてしまうのです(そうでない方もたくさんいると思いますが)。

 それでは、どうしたら良いかということです。

 

 これは私が実践していることですが、「研修終了後に目標を1つ立てること」です。

 そして「その目標1つを深く心に刻むこと」です。

 目的意識を持って研修に臨めば、研修の質にかかわらず、必ずどこかで「こういうことか~」という『気づき』が生まれるはずです。

 その『気づき』を、業務を実践するための「目標」に置き換えることです。

 

 「知識や技術を覚えよう」とすると忘れてしまいがちですが、常に「目標」を忘れなければ、知識や技術は後からついてくるようなイメージです。

 記憶力は衰えても、「目標」を達成するために「学んだこと」を活用するための『知恵』を、経験を重ねることにより身につくのかもしれません

 経験豊富な方は、OFF-JTを通じて、ぜひ「覚える」と同時に「実行すること」を重視していただければと思います。

 

 

今日のポイント

経験が浅い職員は「学んだこと」の積み重ねにより「目標」を掲げる!経験豊富な従業員は「目標」を達成するために「学んだこと」を活用する!