教育訓練支援給付金は「専門実践教育訓練給付金」の受給資格者が対象です!

 昨日は「専門実践教育訓練給付金」をご紹介しましたが、今日は「専門実践教育訓練給付金」の受給資格者が失業状態にある場合に対象となる「教育訓練支援給付金」をご紹介します。

 「専門実践教育訓練給付金」の内容をふまえてご紹介をさせていただきますのでご了承ください(「専門実践教育訓練給付金」については、昨日のブログをご確認ください)。

 

支給要件

次の①~⑩の要件をすべて満たしており、当該教育訓練を受けている日のうち「失業している日」について支給されます。

専門実践教育訓練の受給資格があること                           

専門実践教育訓練を修了する見込みがあること

専門実践教育訓練の受講開始時に45歳未満であること

受講する専門実践教育訓練が通信制または夜間制ではないこと

受給資格確認時に一般被保険者ではないこと(また、一般被保険者ではなくなった後、短期雇用特例被保険者または日雇労働被保険者になっていないこと)

今回の専門実践教育訓練の受講開始日前に教育訓練支援給付金を受けたことがないこと

教育訓練給付金を受けたことがないこと(平成26年10月1日前に受けたことがある場合は例外あり)

専門実践教育訓練の受講開始日が令和4年3月31日以前であること

会社などの役員に就任していないこと

自治体の長に就任していないこと

 

 かなり要件が多いですが、ここで①の補足です。

 「適用対象期間の延長を行った場合は、一般被保険者資格を喪失した日以降1年間に対象教育訓練の受講を開始できない日数分、延長することができますが、その場合も一般被保険者資格を喪失した日以降、最大4年以内に受講開始日があること」が要件となります(「適用対象期間の延長」は以前のブログでご確認ください)。

 

支給額

 原則、離職される直前の6カ月間に支払われた賃金額から算出された基本手当の日額に相当する額の80%になります。

 「基本手当の日額」とは、原則、離職される直前の6カ月に支払われた賃金の合計金額を180で割った金額(賃金日額)のおよそ80~45%になります(基本手当の日額については、別途上限が定められています)。

 なお、平成29年12月31日以前に受講開始した専門実践教育訓練の給付訓練給付支援金の日額は、基本手当の日額に相当する額の50%になります。

 

支給申請手続

「受給資格のための申請」と「支給のための申請」に分けて説明します。

 

受給資格のための申請

 受講者本人の住所地を管轄するハローワークに、「教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格確認票」を離職票などの書類とともに「受講開始日の1カ月前まで」に提出しなければなりません。

 なお「教育訓練支援給付金」は、専門実践教育訓練の教育訓練給付金を受給できる方でなければ給付を受けられないので、専門実践教育訓練の教育訓練給付金の手続きと同時かそれより後に手続きを行う必要があります。

 なお提出することにより、該当すると認められれば「受給資格者証」が交付されます。

 

支給のための申請

 専門実践教育訓練を受講した本人が受講中及び受講終了後、受講者本人の住所地を管轄するハローワークに、以下の①~③の書類を提出します

 なお、支給を受けるには、原則として2カ月に1回の「教育訓練給付金」の認定日に、失業の認定を受ける必要があります。

受給資格者票

教育訓練給付金受講証明書(指定教育訓練実施者の証明が必要)

雇用保険受給資格者証(雇用保険基本手当の受給資格決定がされている場合)

 

留意事項

留意事項① 原則として、専門実践教育訓練を修了する見込みで受講している間はその教育訓練が終了するまで給付を受けることができます。

留意事項② 「期間内の失業がある日」について、教育訓練支援給付金の支給を受けることができます。

留意事項③ 原則として、専門実践教育訓練の講座を欠席した日は、教育訓練支給給付金は支給されません。

留意事項④ 専門実践教育訓練の講座の欠席が多く、ある2カ月の出席率が8割未満になった場合、以後一切教育訓練支援給付金は支給されません。

留意事項⑤ 講座をやめてしまったり、成績不良や休学等のため、各講座ごとに定められた訓練期間中に修了する見込みがなくなったときは、教育訓練支援給付金は支給されなくなります。

 

 「教育訓練支援給付金」については以上となります。

 あくまで「専門実践教育訓練」を受講期間中の失業手当のような位置づけですので、他の教育訓練給付とは意味合いが異なっています。

 要件も複雑ですので、対象となる状況になったときは、ハローワークに相談してみましょう!

 

 「教育訓練給付金」については今日までとなります。明日からは「職業能力の開発・促進」です。

 

 

今日のポイント

教育訓練支援給付金を含めた「教育訓練給付金」の内容はかなり複雑・・。まずは、教育訓練を受講するときに支給対象になるかどうかを確認しよう!