種類の「教育訓練給付金」を大まかに理解しよう!

 昨日は「能力開発の基礎知識」についてお伝えしました。

 今日からは、仕事のスキルアップなどを目的とした「対象講座受講」により給付金を受給することができるという内容です。

 具体的には、雇用保険の「教育訓練給付金」という内容です。

 

 「雇用保険」というと「失業手当」のイメージが強いと思いますが、実は「教育訓練給付金」という制度があることはあまり知られていません。

 毎月の給与額からも「雇用保険」の保険料が控除されていると思いますが、せっかく保険料を納付しているのですから、しっかりと活用しましょう!

 まず今日は大まかに3種類の「教育訓練給付金」があるということを知っていただければと思います。

 それぞれの内容については、明後日以降のブログでご紹介します!

 

種類1 一般教育訓練給付金

 みなさんが身近に触れる可能性が高い、1番一般的な給付です。

 公的職業資格などを取得するための通学講座・通信講座などが該当例です。したがって趣味などを目的としたものは該当しませんので、ご注意ください。

 

【概要】

次の①又は②のいずれかに該当し、かつ、講座期間・時間要件を満たすもので修了をした場合に支給されます。

公的職業資格又は修士若しくは博士の学位等の取得を訓練目標とするもの

①に準じ、訓練目標が明確であり、訓練効果の客観的な測定が可能なもの(民間職業資格の取得を訓練目標とするもの等)

 

 

種類2 特定一般教育訓練給付金

 「業務独占資格(資格を持たずに業務を行うことが法令で禁止されている資格)」「名称独占資格(資格がなくても業務を行うことはできるが、その名称の使用は法令で禁止されている資格)」、そして「法令の規定により、業務のために使用される場所等に配置することが義務付けられている資格」などが該当します。

 

【概要】

次の①~③の類型のいずれかに該当し、かつ、類型ごとの講座レベル要件及び講座期間・時間要件を満たすもので「修了をした場合」に支給されます。

業務独占資格、名称独占資格若しくは必置資格に係るいわゆる養成施設の課程又はこれらの資格の取得を訓練目標とする課程等(介護職員初任者研修、生活援助従事者研修、特定行為研修等を含む)

情報通信技術に関する資格のうちITSSレベル2以上の情報通信技術に関する資格取得を目標とする課程(120時間未満のITSSレベル3を含む)

短時間のキャリア形成促進プログラム及び職業実践

 

種類3 専門実践教育訓練給付金

 働く人の主体的で、長期的なキャリア形成を支援することを目的とします。

 

【概要】

 次の①~⑦の類型のいずれかに該当し、かつ、類型ごとの講座レベル要件及び講座期間・時間要件を満たすもので「修了する見込みのある者」「修了した者」

業務独占資格又は名称独占資格に係るいわゆる養成施設の課程(看護師・準看護師、社会福祉士の養成課程等)

専門学校の職業実践専門課程及びキャリア形成促進プログラム(商業実務、経理・簿記等)

専門職大学院(MBA等)

職業実践力育成プログラム(子育て女性のリカレント課程等)

一定レベル以上の情報通信技術に関する資格取得を目標とする課程(ITSSレベル3以上)(情報処理安全確保支援士等)

第四次産業革命スキル習得講座(AI、IoT等)

専門職大学・専門職短期大学・専門職学科の課程

 

α 教育訓練支援給付金

 「上記3」の専門実践教育訓練給付金の受給者が、昼間通学制の専門実践教育訓練を受講しているなどの一定要件を満たした方が失業状態にある場合に支給されます。

 

 以上3種類及び「+α」です。

 種類ごとに、支給額や支給要件などが変わってきます。

 

 どれも似たような名称でとっつきにくいと思いますが、実際には訓練施設などが、広報媒体に「給付の種類」を紹介したり、受講後(もしくは受講中)に申請方法などの説明があると思います。

 

 これから3種類の「教育訓練給付金」を順を追ってご紹介します。

 その内容を理解いただくためのステップ段階として、明日は「教育訓練給付金」の基本事項をお伝えします。

 

 

【今日のポイント】

失業に備えてだけでなく、自らのスキルアップのために雇用保険「教育訓練給付金」を活用しよう!