今月特集しました労働者の出産・育児も今日が最後です。

  今日はまとめとして「労働者の出産・育児をささえるために」と題しまして、「①事業主のみなさま」「②すべての働くみなさま」「③出産・育児を迎えるみなさま」「④すべてのみなさま」に対し、私がお伝えしたい内容により、1か月のまとめとさせていただきます。

 

①事業主のみなさまへ「先んじた取り組みによる人事戦略を目指そう!」

 「出産・育児」に関わることだけではありませんが、「●年●月●日まで努力義務、 ■年■月■日より義務化」ということがあれば、できれば「義務化される■年■月■日から、スタートすれば良い」と思うかもしれません。

 もちろん日々の忙しい業務の中、新たな体制を構築することはとても労力を必要とするものであり、期限に照準を合わせて準備をしていくことだけでも素晴らしいことだとと思います。

 

 しかし、もし余裕があったり、組織の中で働き方改革を行っているのであれば、早い段階で取り組みをする方が、さまざまなメリットがあると思います。

 

 例えば、先日ご紹介した一般事業主行動計画の「くるみん」「プラチナくるみん」などは、社会的には一つでも多くの企業・事業者が認定されることがもちろん望ましいです。

 一方で、認定が多くなる前に「くるみん」「プラチナくるみん」認定を受けることで、他の企業・事業者よりも先んじた「働き方改革」をアピールすることにもつながります。

 

 また、こちらも以前ご紹介した「雇用保険の助成金」等も同様です。

 「雇用保険の助成金」の内容は毎年度見直されますが、当然財源は限られています。

 そのような中で、助成を行う側としては「社会を変革していく上で、社会に応じた取り組みをしている企業・事業者に助成をすること」により社会の仕組みを構築していくことが目的だと思いますので、先んじた取り組みを行うことにより、助成金の対象となる確率も高くなるわけです。

 

 「時代を先回りする」ことで、社会的地位の構築・助成金の活用などにより「人事戦略」にいかしていくという良い循環を生み出していきましょう!

 

②すべての働くみなさまへ「今の時代への意識を強く持ってみよう!」

 昨日法改正の内容でも触れましたが、「出産・育児に関する取り組み」は年々加速化され、充実していきます。

 したがって、時代が経過すればするほど「出産・育児に関する取り組み」は年々充実していくことになると思います。

 そのような時に、すべての働いている人々が、いかに「今の時代への意識を強く持つことができる」かがポイントになってくると思います。

 

 例えば「男性の育児休業」へ現状でも少ない状況ですが、「男性は育休を取るべきではない」という風土が、口には出さないものの、まだどこかで人々の考えに残っているかもしれません。

 また「自らが出産・育児のときはたいへんだった」と強く感じている方がいれば、「今の人たちは、制度に甘えすぎている」と思う方も、中にはいらっしゃるかもしれません。

 

 しかし、そのような潜在的意識が「ハラスメント」となる要因にもなりかねません。

 出産・育児に限ったことではありませんが、さまざまな経験の積み重ねにより「今の時代」が構築されてきたことを前向きに受け止めることが大切です。

 

③出産・育児を迎えるみなさまへ「職場で働く方々への感謝の気持ちを!」

 出産・育児に関わる取り組みをぜひ有意義に使いましょう。

 一方で、休業・時間短縮により、事業主は休業期間中の従業員・職員を雇用したり、働いている方々は普段以上の仕事を行わざるを得なくなるのも現実です。

 

 出産・育児を迎えたみなさまは「出産・育児に専念できるのは、職場で働く方々の理解をいただいている」という感謝の気持ちを大事にしましょう

 

 そして同時に「出産・育児による休業を通じて、子どもたちが健やかに成長すること」が目的であることを忘れないようにしましょう

 

 出産・育児だけでなく、家族の介護、もしくは自らの病気などにより休業せざるを得ない方々がいたときに、職場復帰し、より一生懸命働くことが、何よりの感謝の気持ちを具現化したものになると思います。

 

④すべてのみなさまへ「目的は、すべての子どもたちの健やかな成長!」

 今月特集した「労働者の出産・育児」は、出産・育児にかかわる労働者を支援すると取り組みであることは言うまでもしれません。

 しかし、今月のブログで紹介した「次世代育成支援対策推進法」でも触れていますが、その先にある大きな目的は「すべての子どもたちの健やかな成長」です。

 

 法律では、子育ての養育の第一義的は「父母その他の保護者」とされていますが、「事業主」そして「すべての国民」は最大限の協力をしなければなりません。

 

 「出産・育児にかかわる労働者」をサポートする気持ちも大切ですが、その先にある「すべての子どもたちの健やかな成長」を強く抱くことこそが、 「労働者の出産・育児」に関する取り組みを理解するための確固たる軸になっていくと思います!

 

 今月の「労働者の出産・育児」は、ここまでです。ご覧いただきありがとうございました!

 

 来月、令和3年5月の特集は「能力開発」です!

 

 

【今日のポイント】

出産・育児に関する取り組みは 「すべての子どもたちの健やかな成長につながる」という確固たる思いを抱こう!